使う人を選ばない
愛され続ける治療方法
日本での入れ歯治療の歴史は長く、総入れ歯についてはヨーロッパよりも古い時代のものが日本で発見されています。この総入れ歯は16世紀に木で作られていたもので、現代と同じく粘膜に吸着させて食事中も使用できたようです。日本で長きに渡り入れ歯治療が定着してきたことが伺えます。
入れ歯は使用する人を選ばない、外科処置の必要がない、
安心して受けられる補綴治療です。歯の欠損をそのままに
しておくことなく、早い段階での治療を心がけましょう。
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口腔機能の
大切な役割とは
口腔機能とは?
- 咀嚼
- 発音
- 呼吸
- 嚥下
- だ液分泌
- 舌圧 など
歯が失われた状態が長く続くことで咬み合わせの崩壊が起きると、口腔機能のバランスが崩れ、顎関節や全身に悪影響を及ぼすことが分かっています。失った歯をしっかり補綴し、正しい口腔機能を取り戻しましょう。
噛むことが健康につながる
5つの理由
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①脳の働きが活発になる
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咀嚼の振動が脳に刺激を与え血流がUPします
②むし歯・歯周病を予防する
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だ液の分泌が増えることでお口の中が綺麗に保たれます
③消化を助ける
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だ液中に含まれる消化酵素が消化機能をサポートします
④アンチエイジング効果
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だ液から分泌されるパロチンは若返りホルモンと呼ばれています
⑤がん予防
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だ液中から発がん性成分の働きを抑える酵素が発見されています
失った歯を取り戻し咀嚼機能が正常になることで、脳の血流が増加したり、だ液の分泌量が増えることでさまざまなメリットがあると考えられています。
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認知症予防のためにも入れ歯治療を
アルツハイマー型認知症罹患者は歯の残存数が少ないという調査結果があります。
歯の喪失が老化を早めていると推測されていますが、歯を欠損しても、入れ歯・ブリッジ・インプラントとなどで補綴している場合はこの例には当てはまりません。まずは咬み合わせを取り戻すことを大切にしましょう。
入れ歯の種類
総入れ歯
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歯を全て欠損した方向けの義歯です。入れ歯を粘膜に吸着させて使用します。人工歯の土台となる床の部分がプラスティック樹脂で出来たものと、金属でできたものがあります。
部分入れ歯
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歯を一部欠損した方向けの義歯です。クラスプと呼ばれる留め具を支えとなる歯に取りつけて固定します。クラスプを使用しないタイプの部分入れ歯もあります。
総入れ歯
レジン床
保険適用
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土台がレジンと呼ばれるプラスティック樹脂製で、耐久度をあげるため厚みがあります。装着中やお食事の際に違和感が出る場合があります。
メリット
・経済的負担が軽い
・調整がしやすい
・金属アレルギーでも使用できる
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デメリット
・床の厚みがあり重量がある
・違和感が出やすい
・割れることがある
・傷つきやすく、汚れやすい
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金属床
保険適用外
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土台が金属製なので耐久性に優れています。床の厚みが薄くて軽いため、つけ心地も良い入れ歯です。熱伝導率の高さからお食事の温度を楽しむことができます。
コバルトクロム床
バルプラスト
440,000円(税込)
チタン床バルプラスト
550,000円(税込)
メリット
・床が薄くて軽い
・装着時の違和感が少ない
・お食事の温度を感じられる
・汚れがつきにくい
・耐久性に優れている
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デメリット
・経済的な負担が大きい
・素材によって金属アレルギーの
心配がある
・修理が難しい
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ノンクラスプデンチャー
(バルプラスト)
目立たない、
気づかれにくい部分入れ歯
お若い方や、入れ歯の金属が気になる方、金属アレルギーでお困りの方におすすめの部分用入れ歯です。樹脂で土台を作り、歯肉の色に近い色の樹脂を上から被せて入れ歯を固定します。当院では、吸水性が低く、着臭や変色がほとんどないバルプラストを導入しております。
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バルプラストの4大特長
装着前
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→
装着後
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クラスプ(金属留め具)
保険適用
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金属留め具(両側)
保険適用
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金属留め具(片側)
保険適用
メリット
・経済的負担が軽い
・適用範囲が広い
・ブリッジのように歯を大きく削る
必要がない
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デメリット
・装置が目立ちやすい
・装着時の違和感がある
・留め具をかける歯に負担がかかる
・留め具に汚れがたまりやすい
・金属アレルギーの心配がある
・破折することがある
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ノンクラスプデンチャー
(バルプラスト)
保険適用外
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バルプラスト(両側)
330,000円(税込)
コバルトクロム床
バルプラスト(両側)
440,000円(税込)
チタン床バルプラスト(両側)
550,000円(税込)
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バルプラスト(片側)
165,000円(税込)
金属床バルプラスト(片側)
220,000~275,000円(税込)
メリット
・金属バネを使用していないため、金属色が無く目立ちにくい
・装着時の違和感が少ない
・支えとなる歯に負担がかからない
・金属アレルギーの心配がない
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デメリット
・経済的な負担が大きい
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入れ歯と長く付き合うために
入れ歯のお手入れと定期的な検査を
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大切な入れ歯は、取り外しが可能で、毎日清潔にお掃除できる点も魅力の1つです。
入れ歯は使用しているうちに歪んでしまったり、支えとなる歯に負担がかかり過ぎてしまう場合があります。定期的な検診とメインテナンスで健康なお口を保ちましょう。
寝たきりの方や入院中の方も
ご相談ください
合わない入れ歯を我慢して使っていませんか?
当院では患者様のご要望やライフスタイルに合わせてぴったりの入れ歯をお作りいたします。
通院が難しい方や入院中の方もお気軽にご相談ください。
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